第17回まちのきこり人育成講座inダイダンの森

まちのきこり人育成講座

こんにちは森林の風事務局です。
今年も無事にまちのきこりびと育成講座がスタートしました。
森林の風の「まちのきこり人育成講座」は現在、起こっている様々な森林の課題に対して
実践的に取り組む思いがあり自ら進んで山仕事の技術を学び、地域で生活しながら
荒廃した近隣の山や森林に入って手入れをしようという気概を持ち、また、
手入れした山林を次世代に引継いでいこうという担い手を育成していくための講座です。

今年の参加された方々にも、それぞれの思いや目的があり前向きに技術を
習得されようとしている方々が集まりました。そのようなこともあり
講習の科目内容は毎回ほぼ変わらないのですが、毎年、受講者が替わると
不思議なことにその内容も昨年とは違う新たな感覚が味わえます。

新たに購入したスチールのヘルメット

第1回目は「きこり体験」
ノコギリを使った伐木と枝打ち体験をしてもらいました。

まずは基本中の基本、もやい結びの練習から・・そしてロープ投げへ

なかなか決まっています

はじめはもやい結びに手こずってみえる方もいましたが、ロープ投げは
多くの人がコツを掴み始めたら早めに習得していました。

枝打ち体験

枝打ち体験をしてもらい、ノコギリ間伐へと移ります。

受け口の作成

講座の1回目はお天気にも恵まれて皆さん楽しまれたようです。

第2回目は「森を測る」
コンパス測量、標準地調査と調査結果のデータ化などを実地講習とグループ毎に
分かれてデスカッションを行います。

測量とか標準地調査などに使われる用語などは普通に生活していれば一生、
出会う機会がないもので特に日常生活に必要なものではありません。
従って、それを短時間で理解することも、使うことも無理があるように思います。

講習風景

経験上、数式で解説しようとするとほとんどの人が引いてしまいます。
自然環境に興味のある方はあまり理数系がお好きでない人が多いかもしれませんね。
(あくまでも個人の感想です・・)それゆえ、できるだけイメージしやすい方法を
考えなくてはと日頃から思っています。

「コンパス測量」

「標準地調査」

「ディスカッション」

相対幹距比とか形状比とかの言葉の意味とその内容、活用方法などを感覚的に
イメージを伝えることができる方法を模索中です。(動画とかアニメとか・・)
一番良いのは経験して学んでいくことだとは思うけど1日だけという枠の中では
かなり難しい課題ですね。

講習1回目と2回目は今春よりスタートした「企業の森」ダイダンの森で行いました。

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