こんにちは森林の風事務局です。10月上旬に味の素AGF株式会社 の新入社員研修がブレンディの森にて行われました。新入社員とは言っても実質2年目になるそうですけど・・コロナ禍の影響もあり先延ばしになり今回やっと行うことができたそうです。
研修は2日間にわたり行われ1日目は環境等のカルチャーがあり、2日目にブレンディの森にて実地研修となったそうです。当日は味の素AGF株式会社の社長も参加されていました。
当日は4グループに分かれ、それぞれブレンディの森内の散策道の補修や除伐などを体験してもらいました。はじめに当団体より現在、AGFさんからの依頼でCO2吸収量の調査を行っているのですが、
その方法(調査器材等の説明)をさせていただきました。
少し前までは森林整備の目的としては「土砂災害防止/土壌保全」「水源涵養」「生物多様性保全」「地球環境保全」「快適環境形成」「保健・レクリエーション」「文化」「物質生産」の多様な機能が重要視されてきました。まあ、それは変わらないのだけど・・
近年、SDGsが主流になってからは「地球環境保全」が特に目立つようになりました。
森林整備と言えば地球温暖化の緩和を目的とした二酸化炭素吸収や化石燃料代替エネルギーの活用を
重きに置いている。このような流れは「企業の森」を基軸にしている当団体は目の当たりにしています。このことは決して悪いことではなくむしろ結果的に各企業が森林整備に積極的にアプローチしてもらえることなので大歓迎なのです。ただ、それに伴い、従来の施業(間伐、枝打ち等)に加えCO2吸収量の計測の為の測量や現地調査などの多様な作業が発生もしています。この先、「グリーン水素」などの活用で再生可能なバイオマス(木から水素を取り出す)などの技術が発達していけば、更にその流れに対応しなければならないことになるのかな・・・と思う今日この頃です。
次は散策道を修繕していきます。
お昼の食事風景
午後からは除伐作業の体験です。
本日もケガもなく無事に終了しました。
ありがうございました。お疲れさまでした。