CO2吸収量調査inコメダの森

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こんにちは森林の風事務局です。今年に入って初めての活動です。活動初日ということもあり
多くの会員が集まりました。よって、それぞれ活動地を拡げて別れて活動することになりました。

CO2吸収量の調査は相変わらず急斜面を行ったり来たりする

その中でブレンディの森に続きコメダの森においてもCO2吸収量調査の活動が始まりました。
昨年末からこの話題ばかりなような気もしますが・・ところで森林のCO2吸収は本当に温暖化対策
になっているのかなどと学者でもない素人が考えても仕方ないことですけど・・いろんな方がその立場でいろいろ仰られておられるので、それぞれがきっと正しいのでしょうね・・

GPSでポイントを確保していきます

ただ、単純に森林の中にいると空気が何となく美味しいと感じるのはきっと植物の葉が太陽の光を利用して光合成をすることで酸素を吐出しているおかげなんでしょうね。その過程でCO2を吸収していることは事実なのでしょうからその点に関しては間違いではないでしょう。しかし反面、植物の葉も枝も幹も呼吸しているのだからCO2を放出しているだろうし、土壌の中の微生物は落葉を分解することでCO2を放出しているそうです。それらの差し引きである正味のCO2吸収量はどうなのだろうというところがグレーであるので、いろいろな物議をかもし出しているのかな・・・

険しい斜面の連続

以前に興味深い記事を見たことがあるけど、同じ種類の植物で比べると50年~100年前の植物に比べて
現在の植物の方がCO2をたくさん吸収しているという研究結果があるそうです。
その理由として大気中のCO2濃度上昇による施肥効果つまり、光合成の原料であるCO2の濃度が高くなると光合成が促進されるという効果、また、人間活動によって大気に放出された窒素化合物が雨に溶けて
植物の成長に都合の良い窒素肥料になるとか、気温上昇により光合成の速度と光合成を行う季節が長くなったという記事がありました。辻褄は合うような気がしますね。いずれにせよ、人間活動に起因があるような気がしますけど・・・

標準地調査のためのプロットを作成

現在では森林CO2吸収量を調べるために樹木の年輪を調べる方法とか樹木の直径成長量を測る方法とか
大気から計測する方法とかの新しい計測技術の開発が進められているようです。

そう言えば昨年末、歩道を整備していたら冬眠中のサンショウウオを掘り出ししてしまいました

森林整備活動は木を伐採する以外にもおもしろくて興味深いことがたくさんありますね。

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