「ちゅうでん森キッズ」プロジェクト in ダイダンの森

企業の森

こんにちは森林の風事務局です。10月、11月は暑さも収まり週末は各企業や自治体のイベントが多く実施されています。
先日は中部電力による親子を対象とした森林環境イベントが当団体が管理するダイダンの森にて開催されました。

「ちゅうでん森きっず」プロジェクトと名付けられたイベントの内容は未来を担う子どもたちが勇気を出して踏み出す「一歩」を応援するさまざまな取り組みの一つとして2024年から「ちゅうでん森きっず」プロジェクトがスタートさせたそうです。「森であそぶ、森にまなぶ」をテーマに、未来を担う子どもたちが五感を使って体感・体験しながら、森を守ることの大切さや山と人との関わりなどを学ぶことができる場を提供していくものです。

ところで2024年度からは国税として、国内に住所がある人から1人1000円、住民税に上乗せする形で「森林環境税」が徴収されています。税収は1年でおよそ620億円になり「森林環境譲与税」として都道府県や市町村に配分されるています。しかし、先行する形で国庫から交付金として配分が始まった2019年度からの3年間で全国の市町村に配分されたのは約840億円になりその47%にあたる395億円が活用されていませんでした。

各市町村には専門の担当職員がおらず国などから具体的な活用方法が示されてこなかったのでどのように使えばいいのかわからなかったなど具体的な使いみちを決められないままになっていることが活用できていない理由の1つだと言われています。

森林での教育活動は、 森林が人々の生活に必要な多面的な機能を有していること、様々な生物が共存していること、生活に必要な資材や燃料を木材という再生産可能な資源として供給する場であることなどから、「 持続可能な社会づくり」に向けての学習効果が期待できます。教師による一方向的な教育とは異なり、学習者が能動的に学べる教育だと思われます。

このうようなイベントは何も企業だけが取り組むものではなく、市町村も積極的に取り組む事業かと思います。ある県では,持続可能な森林環境を形成し,維持管理していくためには,県民の森林・林業に関する知識と理解が深まり,将来にわたって「森林をまもり育てる意識の醸成」を図ることが必要であると考えているそうで、未来を担う子どもたちが,森林・林業の果たす役割や重要性について理解を深めるため,学習や体験活動を積極的に実施しているそうです。

とにかく私たちが納税した1000円を眠らせたままにしないよう、適切に使用されているかチェックしていく必要がありますね。


関連記事

カテゴリー