(御在所山頂の植樹)
こんにちは森林の風事務局です。
さて、団体発足以来、10000本を超える植樹をしてきたのですが
その中でも御在所山頂の植樹は特別なものがあります。
近年、温暖化の影響か山頂付近の崩れが目立ちまた、ニホンジカの
食害被害も甚大で数年前と比べると植生の劣化が際立つているように感じます。



御在岳の植樹については鈴鹿国定公園制定50周年を記念してGOGO植樹と銘打った事業を
2010年から行っています。これは5500本の苗木を目標に植樹しようというもので
各企業等の支援を受けて2018年には2230本まで植樹を終えています。

(鈴鹿国定公園生態系維持回復事業)
御在所岳は国定公園内で他所からの植物の持込みまた、持出しは禁止されているので
御在所山中で播種し苗木を育て山に返すという作業を繰り返します。
当団体は「鈴鹿国定公園生態系維持回復事業」の認定を受けており御在所山中の
種や実生を採取することができます。採取した種や実生は「まなびの森」に持ち帰り、育樹をします。

(地域性苗木)
地域性苗木とは、その地域に自然分布 して生育している樹木の種子から育成した苗木のことです。
国の取り組みとして都道府県立以上の自然公園における植栽は地域性苗木を使用していくという動きも
あるようです。
御在所岳に植樹する苗木は地域性苗木に限られるため、育樹作業が発生し多くの労力と時間が必要になります。
そのようなこともあり、8年間で目標の約半分しか達していないと事情もあります。


(御在所岳国定公園制定50周年記念植樹祭)
2018年7月に「御在所岳国定公園制定50周年記念植樹祭」が開催されました。
三重県知事、滋賀県知事、近隣市町の首町と菰野町みどりの少年隊34名、永源寺緑の少年団39名
の参加により記念植樹並びに記念宣言が行われました。
引続き、三重県が主催する「県民参加の植樹祭in御在所山上公園」が開催され両少年団により
100本のミズナラ、シャクナゲが植樹されました。



今回はこの辺りで終了です。次回は企業の御在所植樹活動の報告です。