チェンソーで伐る① チェンソーによる伐木の練習
こんにちは森林の風事務局です。いよいよ今回からは本格的にチェーンソーの実習に入ります。
まずは、水平切り・受け口・追い口を徹底的に練習していただきます
その前に今回の講師は奈良県黒滝村森林組合の梶谷哲也氏に講義していただきます。
梶谷氏のプロフィールを簡単に紹介させて頂くと現場では主に育林作業に従事し、
樹上に登っての特殊伐採も行う。間伐材を有効利用できないかという発想から
チェーンソーカービングを始め、現在は吉野チェンソーアートスクールに
チーフインストラクターとして参加している。
その活動は多岐にわたり三重県や奈良県の主催の森林アカデミーの講師も務め、
著作本として「梶谷哲也の達人探訪記」がある。
「午前の部」
まず、午前は林業に関連する事故統計及び事例について講義を行っていただきました。
林業労働災害の発生率
林業はたいへん危険な仕事です。事故率は、全産業平均の10倍以上という驚くべき
数値であり令和2年の統計で見ると、千人率(1000人のうち何人か)で、死傷者は
全産業平均は2.3なのに対して林業は25.5という異常な数字が出ている。
林業における労働災害の発生は、各種災害防止活動の展開等により減少傾向で
推移しているというが、それでも他産業に比べて事故は多い。
毎年、梶谷さんはご自身の体験も踏まえて注意喚起をしてくださいます。
大事なことは安全教育がどれだけ行われているか、どれだけ現場の安全意識を
作業者が保っているかに尽きるということだと思います。
「午後の部」水平切り・受け口を徹底的に練習
まずは梶谷先生がお手本となる受け口の作成と修正方法をデモンストレェーション
してもらいました。その後、各班に分かれて練習あるのみです。
「講習の風景」
来週からは、いよいよ森デビューです。晴れてくれればいいな〜