第17回まちのきこり人育成講座inコメダの森(1)

まちのきこり人育成講座

こんにちは森林の風事務局です。
いよいよ育成講座も6回目となり、中盤を過ぎ終焉に近づいてきました。

当日の天気はこれまでにないような素晴らしい五月晴れとなりました。
今回の講習内容は午前中、安全ナビにあるチェンソー伐倒及び掛り木処理等
について講義。

その後、コメダの森に移動して、立木の伐倒、枝払い、玉切りの実習です。
いつものように班分けして講習に当たります。

受講生1人に対し2本〜3本の立木を伐倒してもらいます。
1本目より2本目3本目の方が当然のように上手に倒せるようになっていました。

受講生の皆さん、なかなか板についていませんか・・
お昼休みは気持ちの良い木漏れ日のなか爽やかにに過ごせました。

本当によい天気です
もう少しで育成講座も終了です。

ところで、まったくの余談ですが、講座当日の5月22日の読売新聞に「森林環境税」
見直しの動きがあると報じられていました。
地方自治体に配分された資金500億円の約5割が使われていないためだそうです。
実際「そりゃあそうなるでしょうね。」という感じですね。
記事によると19~20年度に市町村に配られた500億円の使途は228億円は間伐や
木材利用促進に使われたが、半分以上の272億円が使われずに基金として積み立てられていた。
1円も使わずに全額を基金に積んだ自治体も全体の20%に上るという。
森林が多くても規模の小さい自治体では、担当職員の確保など準備が整わず、
さしあたり資金を積み立てているといったケースもみられる。(ほとんどこれが原因かな)

小森氏も「森林環境税」の問題提起をされていました。

4月に岐阜県地域森林監理士の小森氏をお招きしたレベルアツプ研修の時にも
そういう話しはあったが、当団体が関わっている自治体もほぼこの記事の傾向にあります。

ブレンディの森にてAGFの社員がイベントで林分調査をしているところ

森林のCO2削減等の環境問題を謳うのであれば、それを具現化できる現場システムを先に
構築すべきなのであろうが・・それができないのであればアウトソーシングになるわけだが・・
間伐もできる組織であればこそ炭素量調査も効率よくできると思われるので、そういうことにも
対応できる団体になるよう育成講座を通していろんなスキルを持つ人との繋がりを大事に
したいと考えています。

次回は、外部講師をお招きしてコメダの森にて牽引具を用いた立木の伐倒実習になります。

関連記事

カテゴリー