こんにちは森林の風事務局です。当会は会員の技術向上を図る目的として年に数回ほどの研修を行っています。
今年も特別講師をお招きして会員のレベルアップ講習会を行いました。
今回、お招きした特別講師は、岐阜県寒冷地林業試験場、岐阜県森林研究所を経て、これまで岐阜県立
森林文化アカデミーの教授として、主に森林管理及び森林更新技術に関する人材育成に尽力され、
現在では、造林技術研究所代表および森林文化アカデミー特任教授として活躍されまた、
飛騨市の「広葉樹のまちづくり推進アドバイザー」も務められています横井修一先生にお越し頂きました。
午前中の講義は当会の管理地で代表的な広葉樹林帯である菰野富士にて散策を兼ねて始まりました。
今回のテーマは「広葉樹林の整備」ということで○広葉樹林整備の考え方○広葉樹林整備の勘所
○広葉樹の利用と森林整備の事例を現地にてご教授頂きました。
森林整備の考え方で「広葉樹林の意義・価値」があるそうで、その中で■環境保全的な価値
■生物保全的な価値■保健文化的な価値■物質利用的な価値とがありそれらを念頭に目標
(どのような林にしたいのか)を定め整備にあたることが大事であるとご教授頂きました。
当会の菰野富士はその中では■保健文化的な価値として位置付けし整備を進めています。
横井先生からは一度、■保健文化的な価値を目標として手を加えたからは継続して整備して
いかなければならないと助言いただきました。また、改善しながら作業をすすめるためにも
結果を確認しながら少しづつが大事だそうです。
午後からはまなびの森に戻り座学を中心に広葉樹の整備の勘所や広葉樹の利用、森林整備の基本を
成功例、失敗例の事例を交えながらレクチャーしていただきました。
(動画もありますので、興味のある方はお問い合わせください)
講義が終了してからは、会員たちと活発な意見交換をしていただきました。
横井先生はスギ、ヒノキの人工林を針広混交林化へ誘導する技術にも造けいがが深く、
間伐などで刈り捨てされた伐倒木が下層植生の回復に及ぼす影響を調査、解析した実績もあるそうで、
それらの情報はコメダの森(当会の管理地の中で代表的な人工林)の森林整備に大いに役立つ
と思われるので、次回にでもご教授いただけたらと思います。
レベルアップ講習会は基本的に一般参加は不可ですが、当会の「きこり人育成講座」を受講された方や
それに準じた活動参加をしてこられた方は受講できますので興味のある方は是非お問い合わせください。