こんにちは森林の風事務局です。
11月中旬の日曜日に菰野町消防署による森林火災予防訓練がありました。



今回は菰野富士の中腹辺りから出火したとの想定でドローンを使い現状の把握を
を行ったうえでの放水活動までの訓練でした。







少し古いデータですが、平成30年度の森林火災発生状況は1363件焼損面積は606ha
損害額は2億円以上だそうです。出火原因の一番多いのは焚き火によるもので次いで火入れ
、放火、たばこと続くようです。(焚き火の原因は全体の30%以上を占めるそうです)
いづれにしても人為的な要因による出火で各個人が注意をしていたら防げたかもしれません。
当団体が管理させてもらっているフィールドでもこの間、焚き火の跡を見つけました。

燃えやすい草木が生育している山林にて防火対策なしに焚き火をすれば、延焼する
可能性は非常に高いといえます。焚き火により火災が発生した場合は重大な過失となり
延焼被害に対して損害賠償責任が発生するようです。また、火災保険に入っていても
保険金が支払われないほか、森林失火罪等の罪に問われるようです。

その場に捨てるようなことは絶対にしないでください。
日本は国土の約7割が森林であり、森林は国土の保全、水源のかん養など私たちの生活に
大切な役割を果たしています。森林は一旦火災などで失われると、
その大切な機能が回復するまでには何十年もの年月と多大なコストを要することになります。
先ほどのデータ通り山火事のほとんどは、人間の不注意によって起きています。
これは一人ひとりが火の取扱いに注意することで山火事を未然に防止できるということです。