初夏の花木たち(5月~6月)in企業の森

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こんにちは森林の風事務局です。この間、年越しをしたのにもう夏が来てしまいました。
春先から初夏にかけては森林環境教育や育成講座などがあり、また、企業の森のイベント等と
慌ただしく時間が過ぎ去りました。そうした活動の中で、初夏を感じさせてくれる花木が見受け
られましたので紹介させてください。全て当団体のフィールドに咲いていた花です。

(NTNこもれびの森の花たち)クチナシの花

多くの人は初夏の花というと大体はアジサイが頭に浮かぶと思いますが、当団体の管理
しているフィールドにはクチナシの花が自生しています。6月の中旬ぐらい梅雨入りが
近づくころ蕾が徐々に開き始めてジャスミンのような爽やかな甘い香りがする白い花が
咲き始めます。

ジンチョウゲ、キンモクセイ、にクチナシを加えた3つの花木を「日本の三大香木」と
呼ぶそうです。花言葉は「優雅」「洗練」「喜びを運ぶ」「とてもしあわせ」だそうです。
クチナシの花は常緑性の低木で花が一重咲きや八重咲きのものがあるそうです。
管理地の花びらは一重咲きです。クチナシの実はたくあんや栗きんとんの着色料として
使われているようです。

ナンテンの花

ナンテンは、日本が原産の常緑低木で、1~3mほどにまで生長します。
夏に咲いた白い花は徐々に赤色になり、冬になると真っ赤な果実を実らせます。
ナンテンは開花した花よりも、果実や紅葉期の葉色の変化を楽しむ木なので、
紅葉の見られる10月頃と実をつける11~2月頃までが見頃です。

ネズミモチの花

ネズミモチは、6月から7月にかけて白い花をたくさん咲かせます。花は5~6cmと小さく、
香りが強いのが特徴です。ナンテンと同じく秋に実を楽しませてくれます。

ネジキの花

乾燥した場所に自生する落葉小高木で 5月~6月になるとアセビに似た花を咲かせます。

(エイチワンの森の花)コアジサイの花

やはり、初夏の花の代表格はアジサイでしょうか。当団体のフィールドにはよく見かける
アジサイではなくコアジサイが咲いています。もちろん、馴染みのアジサイも
咲いています。

こちらは自生ではなく植え付けですけど・・・TOYOTIRESの森

(コメダの森の花たち)ナツツバキの花(シャラ)

残念ながら自生しているわけではないのですが、コメダの森には植樹したナツツバキが
その名のごとく咲き始めています。東海自然歩道沿いに植樹してあるので登山者には
良い目の保養になるのでは・・・

ガマズミの花

初夏に白い花を、秋には紅葉を、そして冬には果実が楽しめるガマズミ。コメダの森にも
自生しています。花言葉は「結合」らしいです。

ヒメウツギの花

ヒメウツギは、アジサイ科ウツギ属の落葉低木です。日本固有種の植物で、コメダの森では
小川の岩の上や林縁など、日当たり良い場所に自生しています。

ムラサキシキブの花

ムラサキシキブの花の開花は6月頃で、この時期になるとピンク〜薄紫色の花を
咲かせます。花が終わった9月から11月頃には紫の色鮮やかな実の観賞を楽しめます。 

(AGFブレンディの森)ガクウツギ

関東以西の本州、四国及び九州の太平洋側に分布するアジサイ科の落葉低木。日本固有の木
で主に山地の林内に見られる。ガクウツギは有毒なので、鹿に食べられることはない。

(三十三銀行:御在所) オオベニウツギ

初夏に薄いピンクから濃い赤紫色の花をさかせる落葉低木です。花言葉は明るい未来だそうです。
ヒメウツギとは花の形は似ていますが、対照的な赤系色ですね。

赤のドウダンツツジ、サラサドウダンツツジ

ドウダンツツジは、本州中南部、四国、九州に分布するツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木です。
ツツジという名前が付いていますが、花の形は一般のツツジとは大きく異なっていて、スズランのような花が咲きます。

(その他:TOYOTIRESの森、まなびの森等)

朴の木(蕾)
びわの実
ヒメコウゾの実

秋になればまた、紅葉とか黄葉、いろんな木の実が見られ、楽しませてもらえるでしょう。


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