こんにちは森林の風事務局です。今回は三重県にある東員町が森林環境教育に積極的に取り組んでいるという話題です。


東員町は三重県北端部に位置し、総面積は2,268ヘクタールで、そのうち民有林は153.78ヘクタールを占めています。森林比率は6.8%と県平均よりかなり低いですが、それにも関わらず、東員町は森林環境教育を積極的に推進しています。その背景には、持続可能な開発目標(SDGs)の達成やライフステージに応じた健康、教育、観光などへの森林空間利用の促進が含まれています。森林の重要性に対する理解を深め、新たな森林の利用や森林環境教育の推進を図ることが町としての取り組み目標となっています。


もう一つの命題として、「環境学習が受けられる機会を増やす」というものがあります。具体的には、小中学校を対象とした環境出前講座を継続的に実施し、興味関心を持ちやすい教育方法を進めています。また、民間ボランティア団体と連携して出前講座を開催し、様々な年齢層に対する環境学習の機会を提供することを目指しています。


環境学習は、学生や地域社会に以下のようなポジティブな影響をもたらします
- 教育: 環境保護の重要性を学び、持続可能な生活の知識やスキルを習得。
- 健康: 自然環境での活動により、ストレス軽減やリラックス効果が得られる。
- 地域社会: 環境意識が高まり、地域全体での環境保護活動が活発化。観光や地域経済の活性化も。
- 連帯感: 学校や地域のイベントを通じて、環境保護活動を協力して行うことで、コミュニティの絆が強まる。
このように、環境学習は学生や地域社会に多方面での良い影響を与える重要な教育活動です。興味深いですよね。


以前より東員町ではTOYOTIRE㈱ 桑名工場による企業の森「TOYOTIREs 緑のつながり・三重」を通して森林教育、環境学習等が行われています。東員町の豊かな自然を活かした民間主導での環境教育と連動した取り組みを展開しています。そのお手伝いをNPO法人森林の風がしています。

近々では昨年12月(城山小学校)、今年に入って2月(笹尾東小学校)、3月は2回の東員町民対象の森林環境教育と連続で当団体もお手伝いをさせていただいています。



これらの取り組みを通じて、東員町での環境意識が高まり、より持続可能な未来に向けた一歩を踏み出すことができれば良いですね。