ブレンディ®️の森

担当者のコメント

 この「ブレンデイ®の森」は、旧東海道の宿場町である坂下宿沿いに位置し、「鈴鹿峠自然の家」や「馬子唄会館」に隣接しています。目の前に鈴鹿川の支流が流れており、AGF鈴鹿㈱で使用する水の源である鈴鹿川流域の森の整備を通じて豊かな自然や清らかな水を育む大切さを体験し、次世代へと継承していきたい、という会社のコンセプトの元、平成26年10月に活動を開始しました。当初は2.56haの人工林と雑木が混在する雑木林の整備でしたが、急斜面を削って作業道を作り、それも困難な箇所には間伐材を倒して橋を渡し、その作業道の延伸に応じて道をふさぐ木や枯損木の間伐除伐を行っていくという作業でした。AGFの社員さん達も熱心に参加され、我々森林の風と一緒になって働いていただきました。エリア内には3本の沢も流れていて、枯れ木や崩落土や草でふさがれたような状態であったのも綺麗に整備し、今では小さな沢蟹がよく見られるようになりました。
 現在は第2期目に入っており、平成30年1月からは10.78haの人工林を新たに任され、更に令和2年10月からは更に3.04haのエリア拡大があり自然の家の裏側までの遊歩道作道と間伐整備を行っています。林内の遊歩道の整備も進んだことから1昨年には現在地を表示したAGFさん作成の案内板と道しるべとなる矢印板を設置し、林内散策が楽しめるようになりました。遊歩道は時に急こう配な箇所もありますが、尾根を登りきるとそこからの眺めに疲れを忘れます。樹種も豊富で新緑、紅葉も美しい森です。こうした森を維持継承していくことの大切さを多くの人に学んで欲しいという想いをもってAGF社員さん達と共に整備活動を進めていきたいと考えています。

企業名
味の素AGF株式会社
名称
ブレンディ®️の森
所在地
三重県亀山市関町沓掛
面積
16.38ha(163,800㎡)
種類
広葉樹二次林(個人所有林)、企業の森
主な活動内容
除伐等森林整備、歩道整備
活動開始
2014年9月1日〜