担当者のコメント
「まなびの森」は、三十三銀行が、人々の環境への関心を高める契機となる場所を作ることで「環境保全」に貢献すること、子供達に学校や家庭ではできないような自然体験ができる場所を提供することで「次世代育成支援」に貢献することを目的として平成21年に開設されました。
三十三銀行独自の社員参加活動も行ってきましたが、NPO法人森林の風と協働するようになってからは、御在所岳山頂での植樹活動や、工作教室の開催なども実施しています。特に御在所岳については鈴鹿国定公園制定50周年を記念してGOGO植樹と銘打った5500本の植樹を目指し、平成30年末までに三十三銀行をはじめとする企業等の支援を得て2230本の植樹を終えました。ここは国定公園内で他所からの植物持ち込みは禁止されているので、御在所山中で集めた種や実生(自然に芽吹いた)苗木を採取して「まなびの森」で育樹をし、山に返しているのです。白とピンクの花が美しい五葉ツツジの保全も行っていますので、ここに訪れる多くの登山者や観光客の目を楽しませることでしょう。また、このまなびの森は森林の風の基幹事業の一つである「まちのきこり人育成講座」のメインフィールドであり、毎年4月から受講生を募り、森林保全活動全般に対する指導活動を行うための拠点となっています。この講座も令和3年度で16回目となり、受講生の中から多くの会員が育って、三十三銀行が目指した環境保全活動に携わっています。
その他、間伐材での薪つくり、苗木の育成、キノコの菌打ちと保管、活動資材の備蓄など森林の風との協働の中で双方の活動を支える重要な拠点となっているのがこの「まなびの森」です。