担当者のコメント
ダイダンの森は、鈴鹿スカイライン（国道477号線）沿いの菰野富士駐車場と鳥居道駐車場に挟まれたところから菰野富士中腹までを整備エリアとしています。令和2年に完成した菰野富士駐車場には、毎週末、多くの人が菰野富士周辺の散策にやってきます。
ダイダンの森周辺も以前は、雑木とフジヅルに覆われた、鬱蒼とした森でした。数年前から菰野町の協力もありキリシマミドリシジミ蝶の復活を目指してアカガシの植栽及びツル切り、除伐、作業道の整備を進めてきました。また、この周辺には、多くの落葉広葉樹が生育していて、春には、アセビ、サクラ、タニウツギ、ツツジ、ミツマタ、シャクナゲ（ミツマタとシャクナゲは、森林の風が植栽したものです。）などの花が楽しめます。また、秋には、数種類のモミジ、シデ類、そしてドングリのなるコナラなどの紅葉も圧巻です。
ダイダン株式会社は、国内屈指の総合設備工事会社です。「脱炭素社会への貢献」をマテリアリティ（重要課題）と位置づけ、温室効果ガスの削減ならびに再生可能エネルギーの利用促進に取り組んでおり、水資源確保や、地球温暖化防止、国土の保全として、サステナブルな社会の実現につながる森林を次世代に健全な姿で引き継ぐために、森林保全活動に取り組んでいます。森林は、二酸化炭素を吸収し、多様な生物を育み、豊かな水の恵みをもたらすことから、ダイダン株式会社がその育成を支援することは、企業スローガン『光と空気と水を生かす』との親和性も高く、サステナブルな社会の実現に向け価値が高いと考えられています。
ダイダン株式会社では、国内の本社、支社、支店のある10ヵ所で各自治体と協定を結び、全社的に森林育成活動を進めることとしました。2022年１月に埼玉県、2月に北海道、三重県、岡山県、3月に石川県、滋賀県、熊本県と「森林つくり」の協定締結し、森林保全活動がスタートしました 。
ダイダンの森では、今後、森林環境の保全のための除伐、作業道（後に散策道となる）整備、植樹等を実施し、市民が集い楽しむことができる癒しの森となっていくことが期待されます。