山門水源の森(自然共生サイト)の見学

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こんにちは森林の風事務局です。8月に入って益々、暑い日が続いていますが先日、当団体のレベルアツプ講習として滋賀県にあ「山門水源の森」に行って来ました。当団体が管理するフィールドにも似たような森もある為、自然共生サイトはどのようなものかと関心があり訪問させてもらいました。

山門水源の森(さんもんすいげんのもり)は、滋賀県と福井県の県境付近に位置する自然共生サイトです。2022年秋に環境大臣によって自然共生サイトに認定され、現在は「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」というボランティア団体が管理を行っています。

この森の特徴として本州の西日本の常緑広葉樹林(暖温帯)と東日本の落葉広葉樹林(夏緑樹林)の植生境界に位置するこの森は、両方の植生が見られる地理的特徴を持ち、冬には2~3メートルの積雪がある多雪地帯で、雪の重みに耐える「ミツバウメ」などの多雪型植物が自生し、約4万年前に形成されたと推定される湿原を中心に、滋賀県内でも極めて希少な「ミツガシワ」や、体長2cmほどの「ハッチョウトンボ」が生息するなど、貴重な生態系が広がっています。

コアジサイの群生

「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」は、滋賀県からの委託金や来訪者の協力金、ガイド活動、物販、会員の年会費、寄付金・補助金、そしてネーミングライツなどを主な収益源として、ボランティア中心で森の保全・管理を行っています。しかし、担い手の高齢化や人材不足、資金の確保が今後の課題となっています。

少し離れた場所に感じの良いブナ林がありました

「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」は、担い手の高齢化や資金不足といった課題に対し、「山門水源の森2050」プロジェクトや自然共生サイト認定の活用、多様な主体との連携、教育・体験活動の充実、収益活動の強化、シカ被害などへの継続的な対策を通じて、森の持続的な保全に取り組んでいます。

環境省における自然共生サイトのねらいには次のようなことがあるようです。
日本の里山の多くは私有地であり、所有者の高齢化や過疎化により管理が困難になっています。環境省はこの課題に対し、持続可能な観光の推進によって自然共生サイトの保全を支援しようとしています。
これらのサイトは、豊かな自然と人との共生の歴史、環境大臣による認定による質の担保、保全活動への参加などを通じて、観光客に魅力的な体験を提供しながら、地域の人材不足や資金不足の解決にもつながる可能性を秘めています。

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