チェーンソー操作技能向上講座inまなびの森

レベルアップ講習会

こんにちは森林の風事務局です。第18回まちのきこり人育成講座も無事にスタートいたしました。
今年は総勢20名の受講者にお集まり頂きまして誠にありがとうございました。遠隔地からご参加いただいている方もおみえで大阪から片道、2時間以上かけて受講していただいています。その労力に見合う
講座にいたしますよう努力いたします。

さて、当団体の会員向けにも定期的に講座を開催しており、少し古いお話になりますが昨年12月に
今後、行われる予定の「林業技術検定」をイメージした対策講座を行いました。この講座の講師は
まちのきこり人育成講座でもお世話になっている奈良県黒滝村森林組合の梶谷哲也さんです。
この林業技術検定はチェーンソーをいかに正確に操作することができるかということが問われるそうです。

研修会の様子です。

初級編(3級)と中級編(2級)と2日にわたって研修会を開催しました。1日目の初級編では
直径30センチの材を厚さ5センチの目標で玉切りし、その厚さを計測。また、切断面の角度を
計測し、それらの誤差をいかに少なくするかが課題となります。

服装や装備、チェーンソーのエンジン始動についても採点の対象となるそうです。
上から下からの合わせ切で、接合位置での段差を計測、切断面の角度を同様に計測します。
以上が実技の内容となります。なかなか大変です。

2022年度まちのきこり人育成講座の受講者お二人も参加してくれました。焼き芋は美味しいよね!

2日目の中級編では正確な伐倒をポイントに約30センチの材に15m先の目標に向かって受口
追口を作っていきます。作成後、受口の深さや角度、ツルの幅、高さを計測し採点します。
また、下図のような計測板を使用して伐倒方向のズレを計測します。これはいかに伐倒作業を
正確に行っているかが問われます。かなりハイレベルの技術を求められますが、事故防止の対策と
しては、必須の検定なのでしょう。

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