こんにちは森林の風事務局です。秋も本格的に深まり、森もだんだんと色づいてきました。
各企業の森も秋のイベントが本格的に盛況になり始めました。AGFブレンディの森に引き続き
TOYOTIRESさんも先頃、イベントを終えました。
TOYOTIRESさんは地元密着型の森林環境保全を主として森林環境教育にも力を注がれいてます。
現在、取組んでいるフィールドは地元小学校の依頼を受け学校裏の森林を整備しています。
当初は光も入らず薄暗く子供らの治安の観点からも決して良い環境ではありませんでした。
しかし約2年をかけて整備し、今では明るい日差しが入り込み子供たちも遊びに来る森になりつつあります。
12月にも地元小学校が主催した森林環境教育にも使われる予定です。TOYOTIRES桑名工場長さんも
子供たちがこの森を使ってゆったりと育っていって欲しいとの願いがあるそうです。
森林環境教育とは、子供たちに「私たちの生活において、森林がいかに重要な役割を担っているか」を体験を 通じて知ってもらい、学んでもらうことを目的とした活動です。当団体ではできる限り自治体や各教育機関と協働し森林環境教育のお手伝いをしています。
ある機関が小学校の教師に森林環境教育のアンケートを実施し、「森林環境教育を学校で実施したいと思うか」という問いにすべての先生が「実施したい」と回答したそうです。また、「先生自身が指導者となって実施することはできるか」の問いには実演や実技を自ら行うことは困難であると回答したそうです。
「森林環境教育を実施するにあたり問題となることは何か」という問いには学校の周辺に森林環境教育を実施できるフィールドがなく、森林へ行くまでの移動手段が問題になるという回答がありました。しかし、森林環境教育を実施したいという意識は、小学校の近くに森林が有る、無しにかかわらないと考えられています。
当団体では小学校の周辺に森林がないなど、森林をフィールドとした体験学習ができない場合でもその小学校の教室や校庭、体育館などで体験学習が実施できるプログラムや教材・資材の提供を行っています。また、実演や実技などのサポートも行います。
「どのような内容の森林環境教育を実施したいか」の問いには間伐体験を実施したいという回答が最も多く、その理由として「生徒が楽しみながら学ぶことができる」「森林の中で活動することをとおして、豊かな感受性やコミュニケーション能力を培うことができるのではないか」という意見が挙げられていました。小学校の先生の森林環境教育への関心の高さを伺うことができました。