こんにちは森林の風事務局です。令和5年度も春真っ盛りになって来ましたね。当団体が管理するフィールドにもいろんな花が咲き始めています。一部の方には好評の春の花の紹介シリーズです。
当団体管理のフィールドの春の花といえばミツマタです。菰野富士ではミツマタとアセビとヤマザクラが一同に咲き誇っています。
当団体は菰野富士に多くのミツマタを植栽しました。今では菰野富士の春の代表的な花になりつつあります。
コメダの森にもミツマタを植栽しているのですが、昨年に植栽したものの中になんと赤いミツマタが含まれていました。赤色のミツマタは突然変異らしく普通のミツマタよりやや樹勢が弱いそうです。丈夫に育ってほしいものです。
赤いミツマタは爽やかな香りがあり、切り花としても使われるそうです。
菰野富士にはアセビが多く自生しています。なかにはピンクがかったものもあり毎年、目を楽しませてくれます。
こちらは「まなびの森」で咲いているコブシです。昨年のブログには天然記念物のシデコブシを載せましたが、今年は定番のコブシです。
菰野富士には200本余りのサクラが植栽されています。全部が順調に大きく育っているわけではないですが、それでも立派に育っているものも少ないわけではありません。
管理フィールド外ではありますがオオシマザクラを発見しました。オオシマザクラはソメイヨシノの親種で特別天然記念物に指定されています。芳香性のある葉は塩漬けにされたり、桜餅を包むのに使われたりするそうです。
ここから紹介する花木はどちらかというと地味な存在ですがそれなりにこの時期しか見られない花たちです。
キブシは山地に自生する日本の固有種で芽が吹く早春のころ薄黄色の花が枝からぶら下がるように咲きます。実は江戸時代の頃まではお歯黒の染料として使われたそうです。
先日、菰野富士の笹を刈っていたら突然、見たことのない大木が現れました。はじめて見た木でしたので調べてみたらマユミという女性の名前のような木であることがわかりました。マユミは高い山地に自生しているようで、この辺りには御池岳で見かけられるそうです。
マユミという名はよくしなる枝が弓作りに使われたことからだそうです。材はこけしや櫛などの材料になるそうです。菰野富士にはいろんな木が自生しているのですね・・・